TOP  /  コラム  /  医療ダイエットとは?メリット・デメリット・費用・おすすめ施術を解説

医療ダイエットとは?メリット・デメリット・費用・おすすめ施術を解説

医療ダイエットとは、病院や美容クリニック、痩身専門クリニックなどの医療機関で提供されるダイエットサービスのことです。

食欲をコントロールするダイエット薬や、脂肪細胞を減少させる脂肪冷却やハイフといった医療施術により、大幅な体重減少とリバウンド防止を期待できるとして、自力でのダイエットが難しい人でも痩せられるダイエット方法として注目を集めています。

この記事では、医療ダイエットの概要、施術やダイエット薬の解説、費用の相場、どのくらい痩せられるのか、医療ダイエットを行なう上での注意点などを分かりやすく解説します。

目次

医療ダイエットとは

医療ダイエットとは、医療機関で医師の管理のもと、ダイエット薬や医療機器施術、生活改善指導などを組み合わせて行われるダイエット方法です。

ハードな運動や自力での食事制限が必要ないことからダイエットの成功率が高く、また太る原因である脂肪細胞を取り除くためリバウンド率も低いなど、他のダイエット方法にはない様々なメリットがあります。

医療ダイエット専門クリニックであるディオクリニックでは、BMI25以上から6ヶ月コースにチャレンジしプログラムを完走したモニター177名で平均体重13.7kg減、最大33.2kg減という実績もあります。

医療ダイエットの主な施術と効果

ここからは医療ダイエットの主な施術を見ていきましょう。

脂肪冷却

脂肪細胞は4℃という比較的高い温度で凍り始めるという性質があり、これをクライオポリシス理論と呼びます。

脂肪冷却は、この性質を利用し、皮膚や血液などにダメージを与えず、脂肪細胞のみを凍らせて破壊する施術です。

アプリケーターと呼ばれるパーツで施術部位の脂肪を吸引しながら冷却し、一度の施術で吸引した部分の脂肪細胞の約20%を減らすことができることから「切らない脂肪吸引」とも呼ばれます。

破壊された脂肪細胞は尿や汗とともに時間をかけて排出されるため、効果は1~2ヶ月程度かけてあらわれます。

一回で施術部位の20%程度の脂肪細胞を減らすことができ、同じ部位に2回以上施術することでよりはっきりとした効果を実感しやすいでしょう。

気になる部位にピンポイントで施術できるため通常のダイエットでは難しい部分痩せにも適しており、一度減った脂肪細胞は増えることはないためリバウンドしづらくなるという点も大きなメリットです。

ディオクリニックでは4つのアプリケーターがついた脂肪冷却機器を導入しているため、一度に複数部位の施術が可能です。

脂肪冷却について詳しくはこちらの記事で解説

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射はリン脂質やデオキシコール酸などの脂肪溶解成分を注射で注入することで脂肪細胞を溶かす施術です。

脂肪溶解注射の効果は、配合される脂肪溶解成分の種類や濃度によって大きく違いがあります。

代表的なものをまとめてみました。

スクロールできます
BNLSBNLS ultimateカベリンFatXcore
脂肪溶解成分・植物由来成分・デオキシコール酸0.02%
・Lカルニチン
・アーティチョーク抽出物
・デオキシコール酸0.5%
・Lカルニチン
・アーティチョーク抽出物
・デオキシコール酸1%
効果非常に弱い弱い強い非常に強い
ダウンタイムほぼ無しほぼ無し数日~1週間程度2~3週間程度

少し前までは植物由来成分メインのBNLSが主流でしたが、効果がマイルド過ぎて実感しづらいことから、デオキシコール酸を配合した脂肪溶解注射が主流になりつつあります。

中でもカベリンは効果とダウンタイムのバランスがよく、働きながらでも休日に施術を受ければダウンタイムを隠しやく、それでいてしっかり効果があらわれるため人気となっています。

FatXcoreなどのデオキシコール酸を超高濃度に配合した脂肪溶解注射は効果は抜群なのですが、ダウンタイムの腫れが非常に長引くため、効果優先で休みを長く取れる人向きといえるでしょう。

注入量に応じて施術料金が上がるため、広範囲なら脂肪冷却、顔周りなど少量でデザイン性を優先したい場所には脂肪溶解注射という使いわけがおすすめです。

脂肪吸引

脂肪吸引は脂肪を減らしたい部位を小さく切開し、カニューレと呼ばれる吸引管を挿入して直接脂肪を吸い出す施術です。

超音波によって脂肪を液状にして吸い出すことでダメージを抑えながら量を多く取れるベイザー脂肪吸引や、吸引だけでなく注入機能も備わっているアキーセル脂肪吸引など、脂肪吸引には様々な方式があります。

いずれの方式にも共通するのは、脂肪吸引は外部から身体に穴をあけて直接脂肪を吸い出すという、侵襲性が高い施術であるということです。

そのためダウンタイムや失敗した際の後遺症のリスクなどは非常に高く、FDAが公表しているデータによると脂肪吸引による死亡率は0.002~0.01%、つまり1,000~5,000回に1回は死亡事故が発生するとされています。

もちろん直接脂肪を吸い出すので効果は確実かつ大きいのですが、リスクを天秤にかけて慎重な判断が必要な施術といえるでしょう

ボディハイフ

ハイフ(High-Intensity Focused Ultrasound、高強度焦点式超音波)は高強度の超音波をピンポイントで照射することで照射部位に熱を発生させる施術です。

照射する深さを調整することができ、照射する層によって引き締めや美肌、脂肪細胞の破壊などの効果を得ることができます。

顔に対して施術するイメージが強いかもしれませんが、身体に照射するボディハイフも高い痩身効果を期待することができます。

脂肪細胞は一定以上の温度で一定時間加熱することで壊死させることができ、HIFUの場合56度以上まで温度を上げることで脂肪細胞の破壊を狙います。

またボディハイフはタイトニング効果が得られるため即効性も高く、施術を受けたその日にパンツがゆるくなるほどサイズダウンするケースもあります。

ボディハイフについて詳しくはこちらの記事で解説

医療EMS

医療EMSは、全身の筋肉に電気刺激を与え、外部から収縮運動をさせることができる機器です。

ダイエット中はどうしても脂肪と一緒に筋肉が落ちてしまうため、筋肉量を維持するためには筋トレなどの運動が不可欠ですが、運動が苦手な方・嫌いな方は少なくありません。

医療ダイエットにおいてはダイエット期間にEMSを定期的に受けることで、運動なしで筋肉量の低下を軽減することができます。

ディオクリニックでは家庭用やエステサロンなどのEMSに比べ高出力の機器を採用しており、最大で皮下20cmまで電気信号を送ることで、インナーマッスルまでしっかりと運動させることができ、その効果は30分で腹筋運動3.6万回相当になります。

ダイエット薬・ダイエット注射

GLP-1とは食事をすると体内で分泌されるホルモンの一種で、インスリンの分泌を促進することで血糖値を下げたり、満腹中枢を刺激して食欲を抑えたりする働きがあります。

医療ダイエットにおいてはこのGLP-1を経口、もしくは皮下注射によって投与することで、食欲のコントロールや満腹感の持続といった効果を得ることができ、結果として我慢しているという感覚無しに食事量を減らすことができます。

ただし、GLP-1受容体作動薬は医薬品ですので、事前の検査や定期的な問診を行いながら医師の管理の元で適切に服用する必要があります。

ダイエット薬(GLP-1受容体作動薬)について詳しくはこちらの記事で解説

食事指導

ダイエットの成功/失敗に最も大きな影響を及ぼすのは食事です。

1時間のウォーキングで消費できるカロリーは200kcal前後ですが、菓子パンを一つ食べるとこの倍以上のカロリーが摂取できてしまいます。

医療ダイエットではGLP-1によって食欲をコントロールできるため、体重を落とすこと自体はそれほど難しくありません。

しかしダイエット薬の服用をやめると食欲は戻るためリバウンド防止対策が必要となり、そのひとつとして有効なのが太らない食習慣を身につけてしまうことです。

ディオクリニックでは「満足するまできちんと食べているのに太らない」というコンセプトで医師が監修を行った食事指導内容を、管理栄養士がマンツーマンで相談に乗りながら丁寧にコーチングしていきます。

パーソナルトレーニングのように鶏胸肉と野菜しか食べられないといったハードなものではなく、あくまで一生続けていくことを前提とした健康的で続けやすい食事指導によって、一生スリムな体型を維持できる栄養の知識を身につけていただけます。

医療ダイエットのメリット

ここからは医療ダイエットのメリットについて、より詳しく見ていきましょう。

どんな方に医療ダイエットがおすすめできるのかを判断する上で重要なポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。

食事のガマンや辛い運動が必要ないので成功しやすい

ダイエットが失敗してしまう最大の原因は食べたい物を食べられない、辛い運動を続けなければならないといった「我慢」に耐え続けることができないためです。

ディオクリニックが肥満体型からのダイエットに挑戦した人695名を対象に行ったアンケートでは、ダイエットの成功率はわずか31.2%でした。

ダイエットできない人が「意志が弱い」と言われてしまう風潮もありますが、意志の力で痩せられるのであればこれほど切実に痩せたいと考えている方たちのダイエット成功率がこれほど低いことは考えづらいでしょう。

痩せるための我慢というのは多くの人にとって耐え難いものなのです。

その点、医療ダイエットではGLP-1受容体作動薬といったダイエット薬によって無理なく食欲が抑えられます。

我慢しているという感覚なく食事量を減らすことができるため、ダイエットの成功率は自力でのダイエットより大幅に高くなります。

脂肪細胞に直接アプローチして部分痩せができる

お腹の脂肪を落としたい時に腹筋運動をする人がいますが、人の脂肪は全身まんべんなく落ちるようにできているため、通常のダイエットでは部分痩せはできません。

しかし医療ダイエットでは脂肪冷却や脂肪吸引など、脂肪細胞そのものをピンポイントで減らす痩身施術により、お腹・二の腕・顎下・お尻・太ももといった脂肪が付きやすい部位の部分痩せが可能です。

医療ダイエットによる部分痩せについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

リバウンドしづらい

通常のダイエットでは「脂肪細胞」は小さくなるだけなので、再び食べすぎたりするとリバウンドしてしまいます。

一般的なダイエットと医療ダイエットの比較図解

しかし医療ダイエットでは脂肪細胞の数自体を減らすことができるため、一般的なダイエットよりもリバウンドしづらいという特徴があります。

医療ダイエットはどのくらい痩せる?症例を紹介

実際に医療ダイエットでどのくらい痩せるのかというのは気になるポイントではないでしょうか。

ここで医療ダイエット専門クリニックであるディオクリニックの医療痩身ボディメイクコースでダイエットに取り組んだ方の症例を紹介します。

医療ダイエットビフォーアフター①

施術詳細
img
施術の説明
直流EMS、電磁場EMS、脂肪冷却、ボディハイフ、医師監修ダイエット食事指導、オーダーメイド薬セット・医師による薬指導、医師推奨プロテイン
施術の副作用(リスク):筋肉痛、赤み、腫れ、内出血、しこり、低血糖、吐気、嘔吐、便秘、下痢の症状が出る場合があります。
施術の価格:300,000~1,100,000円

ダイエット薬、食事指導、各種痩身施術を組み合わせた医療ダイエットプログラムに4ヶ月間取り組んだ20代女性の事例です。

年齢20代
身長158cm
体重変化60.5 → 48.9kg
BMI変化24.23 → 19.59

医療ダイエットに挑戦する前のBMIは24台と肥満体重一歩手前でしたが、たった4ヶ月間で10kg以上の減量に成功し非常にスリムな印象になりました。

医療ダイエットビフォーアフター②

施術詳細
img
施術の説明
直流EMS、電磁場EMS、脂肪冷却、ボディハイフ、医師監修ダイエット食事指導、オーダーメイド薬セット・医師による薬指導、医師推奨プロテイン
施術の副作用(リスク):筋肉痛、赤み、腫れ、内出血、しこり、低血糖、吐気、嘔吐、便秘、下痢の症状が出る場合があります。
施術の価格:300,000~1,100,000円

ダイエット薬、食事指導、各種痩身施術を組み合わせた医療ダイエットプログラムに6ヶ月間取り組んだ30代女性の事例です。

年齢30代
身長167cm
体重変化97.3 → 65.8kg
BMI変化34.9 → 23.6

ディオクリニックの中では長めの6ヶ月間という期間ダイエットに取り組み、なんと30kg以上の減量に成功しました。

パーソナルジム・痩身エステと医療ダイエットの比較

スクロールできます
医療ダイエットパーソナルジム痩身エステ
効果・大幅に体重が減る
・脂肪細胞が減る
・生活習慣が改善される
・大幅に体重が減る
・筋肉がつく
・脂肪細胞は減らない
・一時的にむくみが取れる
・リラクゼーション効果
・体重は減らない
リバウンド・しづらい・トレーニングと食事制限をやめるとリバウンドする・むくみは数日で戻る
・そもそも痩せない
向いてる人・辛いダイエットをしたくない
・大幅に体重を減らしたい
・リバウンドしづらい体質を目指したい
・体力と時間に余裕がある
・ストイックに努力できる
・ボディメイクもしたい
・終了後もトレーニングを継続できる
・一時的に見た目をスッキリさせたい
・リフレッシュしたい

医療ダイエットと比較されることが多いサービスとして、パーソナルトレーニングと痩身エステがあります。

パーソナルトレーニングはトレーナーによるマンツーマンの筋トレ指導と食事管理を行ってくれるサービスです。

単純に痩せるだけでなく、筋肉のついた綺麗な身体を目指すことができます。

一方で、トレーニング・食事制限ともにハードな内容なので時間と体力に余裕のある人向きの方法となり、リバウンドしないためにはパーソナル終了後も自力で筋トレを継続する必要があります。

参考までに、ディオクリニックがパーソナルトレーニング経験者490名を対象に行ったアンケート結果の一部を見てみましょう。

約35%が挫折し、約42%は目標体重に未達、さらに約38%はリバウンドしてしまっています。

パーソナルトレーニングは意志が強くストイックな人向けのダイエット方法といえるでしょう。

続いて痩身エステですが、実は痩身エステの施術には脂肪が落ちる効果はありません。

手技やサウナなどの温熱療法は水分を排出し、一時的にむくみを取るだけなのです。

またハイフや脂肪冷却、インディバといった施術も実施していますが、エステは医療機関ではないためクリニックに比べて出力が制限されており、脂肪細胞が減る様な施術を行うことはできません。

医療ダイエットと痩身エステの違いについては、こちらの記事で詳しく比較解説しています。

なるべく辛い我慢をせずに大幅に体重を落とし、さらにリバウンド対策もしたいという方には医療ダイエットがおすすめです。

医療ダイエットのデメリット

ガマンが必要ない、成功率が高い、部分痩せができる、リバウンドしづらいなど多くのメリットがある医療ダイエットですが、デメリットも存在します。

自由診療なので保険が適用されない

医療ダイエットで処方される薬や行われる施術は基本的には全て自由診療となり、費用は全額自己負担となります。

費用相場については上で紹介した通りですのでそちらをご参照ください。

なお、保険適用のダイエット薬も存在するものの、適用条件がBMI35以上で特定の疾病を持っていることなど非常に限定的であり、また当然機械施術や食事指導なども受けることはできません。

詳しくは下記の記事で解説しています。

あわせて読みたい
医療ダイエットの保険適用条件・対象施術を徹底解説 自力で痩せることが難しい人でも高い確率でダイエットの成功を目指せる医療ダイエットですが、保険適用で受けられるかどうかというお問い合わせを多くいただきます。 結...

副作用のリスクがある

医療機器による施術やダイエット薬の服用には必ず副作用があります。

例えばリベルサスであれば軽度の胃腸障害などの副作用が現れる場合があるため、事前の検査や容量の調整、症状が出た場合の対策などは必須となります。

必ずどの様なリスクがあるのか理解した上で、副作用が出てしまった場合への対応もしっかりとしているクリニックを選ぶようにしてください。

ディオクリニックの医療ダイエット

ディオクリニックの医療ダイエットは、医師監修の元で、「ダイエット薬(GLP-1)」「ダイエット注射」「機械施術」「食事指導」これらの4つのメソッドを組み合わせたコースプログラムを提供しています。

このコースプログラムは、組み合わせ次第で、短期間で大幅な減量とリバウンドしづらい体質作りを行うことが可能になります。

医師監修の元で4つのプログラムを組み合わせて、効率的にダイエットを実現させましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!