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脂肪冷却は何回で効果が出る?おすすめの施術頻度と間隔を解説

この記事の結論
  • 脂肪冷却の効果が出るまでにはタイムラグがあるため、2ヶ月に1回程度の頻度がおすすめ
  • 異なる部位であれば間隔を詰めて受けても問題なし
  • 1回で減らせる脂肪細胞は施術部位の20%なので、大きな効果を期待したい場合には2~3回施術を受けるのがおすすめ
  • 全身に脂肪がついている場合には脂肪冷却と並行して全身的なダイエットを行わなければ効果を実感しづらい可能性あり
  • 脂肪冷却の仕組みなどについてはこちらの記事で詳しく解説
目次

脂肪冷却の効果を最大化する施術頻度

脂肪冷却は効果があらわれるまでにタイムラグが存在する施術です。

そのため、効果を最大化するためには施術間隔や頻度はしっかりと調整した上で施術を受けるスケジュールを組むことが重要です。

結論からお伝えすると、2ヶ月に1回程度の頻度で施術を受けることをおすすめします。

2ヶ月に1回程度の頻度がおすすめ

脂肪冷却は脂肪細胞だけが凍る4℃になるよう施術部位を冷やすことで、脂肪細胞がアポトーシス(細胞死)を起こして減少するという施術ですが、死んだ脂肪細胞が体外に排出されるまでには1~2ヶ月程度の時間を必要とします。

効果が出るまでの時間に幅があるのは、施術を受けた方の代謝の良さや施術を受けたあとの過ごし方(マッサージや生活習慣など)によって、脂肪細胞の排出までの時間に差が生まれるためです。

脂肪冷却はダウンタイム自体は短いため、受けようと思えば2~3週間後から施術を受けることも可能です。

しかし脂肪細胞が排出されるまでの期間の個人差を事前に見積ることは難しいため、余裕を持って2ヶ月ほどの間隔を開けて施術を受けことをおすすめします。

間隔が詰まったり空くとどうなる?

脂肪冷却は吸引する部位の約20%の脂肪細胞を減らす施術です。

そのため、間隔が詰まり過ぎると前回の施術で破壊された脂肪細胞が残った状態で施術を受けることになるので、施術の効果が弱まる可能性があります。

一方で間隔が空く分には問題ありません。

脂肪冷却によって減少した脂肪細胞は、極度に太りすぎたりしない限り再び増えることはないためです。

一度施術を受けて間が空いたけれど、さらに脂肪を減らしたくなったという場合には、どのタイミングで脂肪冷却を受けてもしっかりと効果を得ることができるでしょう。

別の部位であれば間隔を空けずに受けても問題なし

一度の脂肪冷却で施術できる部位は、機器の種類によりますが1~2箇所です。

顎下、二の腕、わき横、お腹、腰周り、背中、お尻、太腿、膝上など脂肪がつく部位であればほぼ全身受けられるため、例えばお腹と太腿を受けた次に背中とお尻を受けるといったスケジュールであれば、施術間隔は詰まっても問題ありません。

脂肪冷却の効果を実感するために必要な回数

続いて、脂肪冷却の効果が出るまでにはどのくらいの施術回数が必要なのかを見ていきましょう。

1回目からマイルドな効果を実感

脂肪冷却では一度に施術部位の約20%の脂肪細胞を減らすことができます。

そのため、脂肪が少し減るだけでもシルエットに変化が出やすい二の腕や顎下、一度にたくさんの脂肪を吸引できるお腹・お尻下などの部位であれば、一回の施術でもマイルドな効果を実感できるケースが多いでしょう。

また元々の脂肪量が少なく、部分的に気になっている部位があるといった場合にも脂肪冷却は効果を実感しやすく、一回の施術で十分な変化を感じられる可能性があります。

ただし一度で脂肪吸引の様な劇的な効果はあらわれないため、過度の期待は禁物です。

しっかり効果を実感したい場合2~3回を推奨

はっきりと脂肪が減り、目に見えてサイズダウンしたと実感したい場合には、同じ部位に2~3回程度施術を受けることをおすすめします。

一回でも脂肪細胞が減った分は確実に細くなるのですが、一回一回の施術の効果はマイルドなため、明確に効果を実感しづらいケースは少なく有りません。

しかし複数回受けて最初の状態とのビフォーアフターを比べるとはっきりと細くなっていて驚くといった方が多いです。

特に痩せ型や標準体型なのに身体の一部分にだけ脂肪がついていて気になるといった方は、その部位に脂肪冷却を複数回施術することで、満足のいく結果を得られやすいでしょう。

注意!エステの脂肪冷却は回数を重ねても効果が期待できない

ここまで脂肪冷却の施術頻度や施術回数について解説してきましたが、これらはあくまで美容クリニックで施術を受ける場合の話です。

痩身エステなどでも脂肪冷却を行っており、1~2週間毎に数回~10回以上のコースなどを提供しているケースもありますが、はっきり申し上げますと美容クリニックや痩身クリニックなど医療機関以外での脂肪冷却は何回受けても効果はありません。

なぜなら、脂肪細胞を減らす施術は医療行為に該当するため、痩身エステの脂肪冷却は脂肪細胞が死滅するまで冷却を行うことができないためです。

エステサロンは短期的なむくみ解消やリラクゼーションといった、血行改善や保湿による美肌などの効果は高い一方で、直接身体に変化を加える脂肪冷却に関しては、脂肪細胞が減って部分痩せやリバウンド防止などの効果を得ることはできないので、注意してください。

まとめ

脂肪冷却の効果をしっかりと出すための施術頻度と回数について解説しました。

脂肪冷却はダウンタイムや副作用のリスクを抑えながら手軽に脂肪細胞を減らせる施術で、部分痩せやリバウンド防止などに非常に有効な施術です。

一方で、一回の施術の効果は非常にマイルドなため、一回目の施術では「気持ち細くなったかな?」程度の実感にとどまることも少なくありません。

脂肪吸引の様な大きな効果を期待したい場合には、同じ部位に複数回の施術を検討する必要があるでしょう。

また施術から脂肪細胞の排出までには1~2ヶ月ほどかかるため、効果を最大化したい場合には、余裕を持って2ヶ月に1回程度の頻度で施術を受けることをおすすめします。

監修医師

藤井崇博
ディオクリニック理事長
【経歴】
2011年 東邦大学医療センター大森病院 初期研修医
2013年 東邦大学医療センター大森病院 循環器内科レジデント
2018年 東邦大学医療センター大森病院 循環器内科シニアレジデント
2021年 循環器内科学分野で医学博士号取得

【資格】
医学博士
日本循環器学会認定 循環器内科専門医
日本内科学会認定 認定内科医
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