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エステとクリニックの脂肪冷却の違いを解説!脂肪細胞が減るのはクリニックだけ

この記事の結論
  • 脂肪細胞を減らせる脂肪冷却機は医療機器なのでクリニックでしか扱ってはいけない
  • エステの脂肪冷却に痩身効果は無し
  • 実はエステの方がトラブルのリスクも高い
  • 結論:部分痩せしたいならクリニックで脂肪冷却を
目次

脂肪冷却の概要

脂肪冷却とは水が0℃から凍り始めるのに対して脂肪はそれよりも高い4℃から凍り始める性質を利用し、脂肪冷却機器によって脂肪細胞だけが凍る温度で冷却し、破壊する痩身施術です。

脂肪吸引に比べてダウンタイムや身体へのダメージが軽いため、比較的受けやすい痩身施術として世界中で人気を集めていいます。

脂肪冷却のメカニズムや効果については、こちらの記事でより詳しく解説しています。

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エステの脂肪冷却は効果なし!脂肪細胞を減らせるのはクリニックだけ

まず前提として、医療行為は医療機関でのみ実施することができ、医師や看護師がいないエステサロンでは医療行為に該当する施術を行うことは許されていません。

永久脱毛や医療ハイフがクリニックでしか受けることができず、エステサロンが十分な効果が期待できない光脱毛やエステハイフを行っているのもこのためです。

そして冷却によって脂肪細胞を破壊する施術は医療行為に該当するため、はっきりと言ってしまえば、エステサロンの脂肪冷却に脂肪細胞の破壊による痩身効果は期待できません。

エステの脂肪冷却は実はリスクも高い

本来はエステサロンでは医療機器を扱うことはできません。

医療機器とは薬機法第2条第4項で、次の様に定義されています。

人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であって、政令で定めるものをいう。

脂肪冷却機器は脂肪細胞を減らすための機器です。つまり身体の構造に影響を及ぼす目的の機械なので医療機器に該当し、医療機関でなければ取り扱ってはいけません。

しかし近年では医療機器と美容機器の境界が曖昧になってきている部分があり、エステサロンでも-10℃などかなりの低温まで温度を下げられてしまう脂肪冷却気を導入しているケースがあります。

エステサロンの施術者は医療資格を持っていないため、凍傷などのトラブルが発生するリスクが高まる懸念があり、また何かしらのアクシデントがあった場合にもクリニックと違い医療的な処置や治療を行うことができません。

効果が期待できない上にリスクだけは高まる可能性があるため、脂肪冷却はクリニックでうけることをおすすめします。

料金相場はクリニックの方が高いが…

脂肪冷却を1万円程度で受けられる格安のエステサロンもあります。

美容クリニックや痩身クリニックでの脂肪冷却の相場は2~5万円程度なので、料金面ではエステサロンの方が安く受けられる場合が多いでしょう。

しかし上述のとおり、そもそもエステサロンの脂肪冷却に痩身効果は期待できません。

エステサロンはホスピタリティが高く、リラクゼーションに特化した施術が多くあります。

そのため、美容や痩身効果以上に、リフレッシュしたりリラックスした時間を過ごしたいといった目的で通うのであれば非常に高い満足度を得られると思います。

しかし脂肪冷却の施術は施術部位を吸引しながら冷やすというものなので、決して受けていて気持ちがよいものではありません。

効果を得るために多少の苦痛に耐えるといった性質のものなので、効果が期待できない以上、やはりエステサロンでの脂肪冷却はメリットが考えづらいものといえます。

結論:脂肪冷却で痩せたいならクリニックがおすすめ

ここまで見てきた通り、脂肪細胞を破壊して部分痩せやリバウンド防止といった効果を得たい場合には、クリニックでの脂肪冷却一択です。

クリニックであれば医師や看護師など医療資格保有者による施術を受けることができ、脂肪冷却機器も医療機関でしか使用できないものを導入可能なため、脂肪細胞を破壊するという医療行為が可能です。

部分痩せしたい方や脂肪細胞の減少によるリバウンドしづらい体質作りをしたい方は、ぜひ美容クリニックや痩身クリニックでの脂肪冷却をご検討ください。

監修医師

藤井崇博
ディオクリニック理事長
【経歴】
2011年 東邦大学医療センター大森病院 初期研修医
2013年 東邦大学医療センター大森病院 循環器内科レジデント
2018年 東邦大学医療センター大森病院 循環器内科シニアレジデント
2021年 循環器内科学分野で医学博士号取得

【資格】
医学博士
日本循環器学会認定 循環器内科専門医
日本内科学会認定 認定内科医
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